Alteryxで特定の行までのデータを抽出する
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
今回は特定の行までのデータを抽出する方法についてご紹介します。
特定の行までのデータを抽出する
行番号を指定する
以下のようなデータを用意しました。
このデータの5行目までのデータを抽出したいという場合、Select Recordsツール(Preparation -> Select Records)を使用できます。
Range に -5
と指定します。
実行すると、5行目までのデータが抽出されました。
文字列を指定する
今度は行番号ではなく、特定の文字列がある行までのデータを抽出してみます。前項と同じデータを使用して、「Youkan」という文字列がある行までのデータを抽出してみます。
以下のようなワークフローを作成してみました。
処理内容を見ていきます。Multi-Row Formulaツール(Preparation -> Multi-Row Formula)を使用して、新しく「Flag」列をV_WString型で作成します。
Expression には以下のように設定しています。
if [Row-1:Category] == "Youkan" or [Row-1:Flag] == "n" then "n" else "y" endif
- 「Category」列の1つ上が「Youkan」または「Flag」列の1つ上が「n」の場合は「n」を出力
- それ以外の場合は「y」を出力
Filterツール(Preparation -> Filter)を使用して、「Flag」列が「y」のデータのみ抽出します。
Selectツール(Preparation -> Select)を使用して、「Flag」列を削除します。
結果を確認して完成です。
最後に
今回は特定の行までのデータを抽出する方法についてご紹介しました。
サンプルワークフローのご案内
クラスメソッドでご契約のユーザー様向けに、当ブログでご紹介したワークフローを専用ポータルにて公開しております。当エントリでご紹介したワークフローも公開予定ですので、ご参考にしていただきますと幸いです。
Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください
日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。